こんにちは!株式会社ビーアイジーの代表取締役社長、亀田健次です。
皆さんが毎日、通勤やドライブ、散歩などで何気なく渡っている「橋」。私たちの生活に欠かせないこの橋ですが、実は、その多くが建設から数十年という歳月を経て、少しずつ“年を重ね”、専門家によるメンテナンスを必要としていることをご存知でしょうか?
これからの日本社会では、新しいものをどんどん造る時代から、今あるものを大切に、そして長く安全に使い続けていく「維持管理・補修」の時代へと、その重要性が大きくシフトしていきます。
今日は、社会にとって非常に重要でありながら、その専門性や奥深さがあまり知られていない「橋梁補修工事」という仕事について、その具体的な内容や、大きなやりがいを、皆さんに詳しくお話ししたいと思います。
「新設」と何が違う?橋梁補修工事の奥深い世界
橋の工事と聞くと、まっさらな土地にゼロから新しい橋を架ける「新設工事」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、私たち株式会社ビーアイジーが、今まさに最も力を入れているのが、既存の橋を修理し、補強する「補修工事」です。
この二つ、似ているようで、実は仕事の本質が大きく異なります。例えるなら、補修工事は「橋のお医者さん」のような仕事なんです。新設工事が、完璧な設計図通りに健康な赤ちゃんを産み育てるような仕事だとすれば、補修工事は、長年の風雨に耐えてきた“患者”である橋の体を、まず丁寧に「診察」することから始まります。「どこが、どのように傷んでいるのか」「その原因は何か」を正確に診断し、その橋に合わせた最適な“治療法”を考え、処方し、そして自らの手で“手術”を行う。一つとして同じ症例はなく、毎回がオーダーメイドの対応です。
ですから、補修工事には、設計図通りに造る技術に加えて、現状を分析する「診断力」、最適な工法を選ぶ「判断力」、そして現場で予期せぬ事態が起きても対応できる「応用力」が求められます。マニュアル通りにはいかないからこそ、職人の経験と知恵が光る、非常にクリエイティブで奥が深い世界なのです。
具体的にどんなことをするの?橋梁補修・補強工事の主な種類
では、その「橋のお医者さん」である私たちが、具体的にどんな“治療”を行っているのか、その一部をご紹介しますね。
コンクリートの劣化を治す「断面修復工事」「ひび割れ補修工事」
橋のコンクリート部分にできた傷やひび割れは、放置すると内部の鉄筋を錆びさせ、橋全体の強度を弱めてしまう危険な“病気”です。私たちは、古くなって弱ったコンクリート部分を丁寧に取り除き、新しい強化材料で埋め戻してあげる「断面修復」や、特殊な樹脂をひび割れの隅々まで注入して塞ぐ「ひび割れ補修」といった治療で、橋の健康を取り戻します。
橋の強度を高める「鋼板接着工法」「炭素繊維シート接着工法」
橋の交通量が増えたり、より大きな地震に耐えられるようにしたりするために、橋に新たな“筋肉”をつけてあげるのが補強工事です。例えば、強度の高い鋼の板を橋桁の裏側に貼り付ける「鋼板接着工法」や、鉄の何倍もの強度を持ちながら、非常に軽い「炭素繊維シート」を貼り付けて橋全体をしなやかに強くする工法などがあります。これらは、橋の寿命を延ばし、万が一の災害から人々の安全を守るための、非常に重要な“外科手術”と言えるでしょう。
橋を水から守る「防水工」と、見た目も性能も蘇らせる「塗装工」
人間と同じで、橋にとっても水と紫外線は健康の大敵です。橋の床部分にしっかりとした「防水層」を施し、雨水が内部に染み込むのを防ぐ。そして、鋼鉄部分に「塗装」を施して、錆の発生を防ぎ、美しさを保つ。これらは、橋が長く健康でいられるための、いわば“予防医療”や“アンチエイジング”にあたる、地味ながらも非常に大切な仕事です。私たちビーアイジーでは、こうした多種多様な工事に、高い技術力で対応しています。
なぜ「経験者」の力が、橋梁補修で特に求められるのか
マニュアル通りにいかない「一点モノ」の仕事が多い橋梁補修の現場では、これまで皆さんが様々な現場で培ってこられた経験、勘、そして応用力が、最高の武器になります。
例えば、鳶職人の方なら、複雑な形状の橋に、安全かつ機能的な特殊足場を架けるその計画力と応用力が、補修工事の成否を左右します。鍛冶工・溶接工の方なら、古い部材と新しい部材を材質の違いを見極めながら溶接したり、現場で部材を臨機応変に加工したりする高度な技術が、橋の強度を蘇らせます。土工・左官の経験がある方なら、コンクリートの劣化具合をその目と手で感じ取り、最適な方法で補修する繊細な技術が、橋の寿命を延ばすことに直結します。
新設工事とはまた違う、あなたのこれまでのキャリアが、より深いレベルで活かされる。それが、橋梁補修という仕事の面白さであり、経験者が輝ける理由なのです。
ビーアイジーが「橋梁補修」に、会社の未来を懸ける理由
これからの日本社会において、インフラの維持管理は、間違いなく最重要課題の一つです。私たちは、この社会的意義の非常に大きな事業に会社の未来を懸け、日本の「当たり前の日常」を、技術で守り続けていきたいと本気で考えています。その大きな使命を、ぜひ、私たちと共に担っていただけませんか。
私たちが求めるのは、社会の「当たり前」を守ることに誇りを持てる仲間
橋梁補修の仕事は、決して華やかなことばかりではありません。しかし、「自分たちの仕事が、人々の安全な暮らしを守っているんだ」という、強い誇りと責任感を持つことができる仕事です。私たちは、そんな想いを共有できる、新しい仲間を求めています。経験の有無は問いません。大切なのは、この仕事に対する情熱です。
ビーアイジーで「橋のお医者さん」として成長するためのサポート体制
橋梁補修という専門性の高い分野で、皆さんがプロフェッショナルとして成長していけるよう、ビーアイジーは万全のサポート体制を整えています。OJTによる丁寧な技術指導はもちろん、各種専門資格の取得も、費用面を含めて会社が全面的にバックアップします。何よりも「安全第一」の現場と、安心して長く働ける充実した福利厚生、そして仲間と協力し合える温かい社風が、あなたの挑戦を支えます。
私たちの想いや、具体的な仕事内容に、少しでも興味を持っていただけたでしょうか。
最新の募集職種や、詳しい労働条件、待遇、応募方法の詳細については、ぜひ下記の弊社採用情報ページをご覧ください。
▼株式会社ビーアイジー 採用情報ページ
https://www.k-big.co.jp/recruit
「まずは話だけでも聞いてみたい」という方も大歓迎です。あなたからのご連絡を、心からお待ちしております。
新しいものを造ることだけが、未来を創ることではありません。今ある大切な社会基盤を、私たちの手で丁寧に手当てし、次の世代へと安全に引き継いでいく。橋梁補修工事は、そんな、日本の未来を守る非常に創造的でやりがいのある仕事です。
それは、まるで熟練のお医者さんのように、知識と経験、そして愛情が求められる仕事でもあります。株式会社ビーアイジーは、この重要な事業を共に担ってくれる、情熱と技術を持った新しい仲間を、今、心から求めています。
あなたのその経験と技術で、日本の大切なインフラを、一緒に未来へ繋いでいきませんか?ご連絡を、社員一同、楽しみにしています。